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出会い〜現在まで(2)

                      空白の時間

 高校にあがった私は、美術部に入り、先輩から怒られながら半分漫画同好会のような活動をする日々(勉強しろよ〜!と今の私は、あの頃に戻って自分を叱咤したい(泣))。さらに高校は下宿生活でTVを持っていなかったため(学生の本分は勉強さ(泣))なかなかアニメを見ることもままならない生活。
 トリトンについては、すでにFCの会誌で再放送がないとの情報を得ていたので、ショックとともにイラストを描いてはペンフレンドと交換するだけの状態になりました。

 やがて社会人になってからは、仕事や生活環境が変化し、アニメもAKIRAや宮崎アニメなどの劇場版を見るくらいで毎週決まったものを見る!ということもなくなりました。漫画は周りに常にある環境だったので読んでいましたが、イラストすら全く描くことがなくなりました。
 そんな中、いつだったか、トリトンの劇場版ビデオを近所のレンタルショップで発見。大喜びで借り、トリトンを知らない人と一緒に見ました。その人の反応は、「ルカーはじめ大人(?)はトリトンに対して、『トリトン族だからやるしかない、トリトン族だから戦うんだ』ってそればかりで無茶な話だな〜」と、それだけでした。私自身も、話をつなげるために大きくカット、つぎはぎされて作られた、と感じた作品に悲しくなりました(TVアニメの前半を2時間程度にまとめるのであるのだから仕方ないのかもしれませんが・・。)。トリトンの面白さ、魅力が、この劇場版で初めてトリトンを見る人には伝わらないんじゃないだろうか?と悔しかったです。それきり、再びトリトンから遠ざかることになりました(トリトン、ごめんね)。



                  再びトリトンの世界へ

 そして、平成15年12月、ネット環境を定額制(使い放題)に変えたことにより、パソコンの前に座ることが多くなったある日、「海のトリトン」で検索したところ、さまざまな方がサイトを作ってらっしゃることを知りました。
そして、おじゃましていくうちに、私もトリトンが描きたい!という思いが抑えられなくなり、緊張しながら初お絵描きさせていただきました(しかも投稿失敗するし・・)。トリトンを描きたいという思いが止まらず、おじゃまするサイトさんも増えていきました。
「劇場版でもいい!もう一度トリトンに会いたい」と近くの大手レンタルビデオ店にいくと、「この前まであったけど、置いてないですね〜」とのこと。DVDを購入しようか、でも高いな〜と迷っている頃になんとNHKのBS2でトリトンの劇場版が放映されるという情報が!!!
 平成16年3月29日、当日は月曜のため、録画したビデオを帰宅後すぐ再生。
あのオープニング。涙でそうになりました。劇場版を特別編成したといっていましたが、あの時間の中によくまとめてあるな〜と感心したりして(私も大人になったのかな?)。それでも、ああ・・あのシーン、あの台詞がない〜、とやっぱり落ち着かず、とうとう4月初旬、DVD-BOX購入しました(おかげで私にとって幻の第13話と25話を見ることができました。20数年後の全話制覇でした・・長かった。)
 そして、とうとうHPを作ることにしました。一時は途切れていた私のトリトンの世界を広げて、これから少しずつまとめて発表していければいいな、と思っています。

                                (2004年8月 某日)


 海は見ていて飽きない、波間になにか隠れているような不思議な感覚があり、目が離せなくなるときがあった。頭のどこかにずっと、白いイルカが現れないか・・と 探していたのかもしれない。
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